子宮がんについて

子宮がんとは?

子宮がんとは、子宮に発生するがんのことです。

子宮体部に発生するがんを「子宮体がん」、子宮頚部に発生するがんを「子宮頚がん」といいます。
両者は好発年齢、発生原因、症状、組織像や治療内容が異なるため区別して扱う病気です。

子宮体がんは子宮内膜に発生する子宮内膜がんと、子宮筋に発生する子宮肉腫の大きく二つに分類されますが、95%以上は、子宮内膜がんです。

従来欧米では、子宮体がんが多く、日本では子宮頸がんが多いとされてきましたが、最近の日本の欧米化によって、子宮がんに占める体がんの割合は40%増になってきています。

子宮頚がんは、女性性器悪性腫瘍の中でもっとも頻度が高いがんです。近年では、子宮がん検診により早期発見が可能であるため、比較的治療しやすく予後のよいがんといわれています。

どちらも初期症状としては、性交後や生理でもないのにおりものに血液が混じるなどの「不正性器出血」があります。

出産回数が減少し、出産しない女性も増加している為に、女性ホルモン(エストロゲン)の分泌期間が長くなっていることも原因になっています。

子宮頸がん

膣の内面は、扁平上皮という粘膜で覆われていますが、その上部の子宮頸管の内側は円柱上皮という粘膜で、おもにこの境界部にがんができます。

子宮頸がんは子宮がん全体に対し約7割を占め、若い年代(40代)に多く、扁平上皮がんと呼ばれる種類です。ただ子宮ガン検診の普及により減少傾向にあります。初期には自覚症状はありませんが、病状が進行していくと不正出血やおりもの、腰痛や下腹部の痛みなどが出てきます。

子宮体がん

子宮の奥の赤ちゃんを育てる部分を子宮体部といい、その子宮体部の粘膜にがんができます。おもに閉経後の50歳以上の人に発生しますが、若い人の場合は、不妊症の人や卵巣機能に障害がある人に起こります。

症状には、まず不正出血があげられ、月経異常や閉経後では月経のような出血があらわれます。進行すると、おりものの量が増え、さらに進むと強い悪臭を伴います。子宮体がんは一般に、子宮頸がんより進行は遅いといわれています。以前は子宮頸がんが子宮がんの大半を占めていましたが、最近では食生活の欧米化や高齢化などにより子宮体がんが増加傾向にあり、上皮内がんの段階で発見されることは稀です。

子宮体がんがほとんど全て腺がん(内膜腺由来)であるのに対して、子宮頚がんは扁平上皮がんと腺がんに分類されます。かつては大多数を扁平上皮がんが占めていましたが、ここでも腺がんが近年急速に数を増やし、進行子宮頚がんのかなりの割合を占めるに至っています。

子宮がんの原因

子宮頚がん

性感染症の原因ウィルスが関係していると考えられていますが、はっきりわかっていないのが現状です。
子宮がんの原因で最も注目されているのが、ヒトパピローマウィルスの感染によるものです。性行為の対象ガが多い人には、感染している人が多いことが分かっています。この場合の“性行為の対象者が多い人”とは、相手の男性に対象者が多い場合も含みます。

このほかの原因としては…

  1. 早婚や、かなり若い時期から性行為を始めた。
  2. 早産・多産などの人はそうでない人よりリスクが高い。

などが統計的にわかっています。

ヒトパピローマウィルスとは、良性の腫瘍を作るウィルスの一種で、ある特定の種類が子宮がんの発生に深く関係しています。子宮頸がんの患者を調べてみると、90%以上の人から検出がされています。
ヒトパピローマウィルスは、性行為によって感染しますが、ほとんどは免疫によって数ヶ月程度で排除されます。ところが排除できなかった人のうちのさらに一部の人に、子宮頸がんを発症させていると考えられます。

子宮体がん

女性ホルモンのエストロゲン(卵胞ホルモン)が関係しています。このため、未婚、未妊、卵巣機能不全、肥満、高脂血症、糖尿病などの人はエストロゲンが子宮内膜に働いている時間が長くなるため、妊娠・出産の経験がない人や無排卵の人は,子宮体がんのリスクを高めるといわれています。また、肥満や高コレステロール血症の人もホルモン分泌に影響するため、危険因子に数えられています。

現在、子宮内膜増殖症は4つに分類されています。

  • 単純型子宮内膜増殖症
  • 複雑型子宮内膜増殖症
  • 単純型子宮内膜異型増殖症
  • 複雑型子宮内膜異型増殖症

子宮がんの症状

子宮頸がん

女性のがんの中で7番目に多く、女性がん全体の約6%を占めています。40〜60歳代に多い病気でしたが、最近は低年齢化が進み、20〜30歳代の発症が増えています。子宮頸がんは増殖の遅いがんで、10年間も表面細胞にとどまっていることがあり、初期の段階ではがん細胞にまで至らない異型細胞となっています。

初期の子宮頸がんはほとんど自覚症状がありません。進行し始めると、不正出血、性行為の際の出血、普段とは異なるおりものが増えるなどの症状が出てきます。また、月経の量が増えたり、長引いたりすることもあります。

子宮体がん

女性生殖器のがんのうちもっとも頻度が高く、毎年1,000人に1人の率で発症しています。これは女性のがん全体の約13%にあたります。子宮体がんは、閉経をきっかけに増え、55歳前後が発症年齢の中心になっているといわれています。早期に発見されれば治癒率は約95%ですが、発見が遅くなれば、がん細胞は子宮の内側から次第に子宮頸部へ広がることもあります。

もっともよくみられる徴候と症状は、月経とは無関係の不正出血です。そのほかに、骨盤内や背中、足に痛みがあったり、排尿痛や排尿困難、体重減少や全身の脱力などの症状があります。閉経後に少量でも長引く出血があるときは、早めに婦人科で受診し、検査を受ける必要があります。

子宮がんの病期分類

子宮頸がん

0期または非浸潤がん
非常に初期のがんで、子宮頸表面の最上層にのみ認められる。
ステージI期
がんは子宮頸全体にみられる。Ia期では深部組織にわずかに浸潤しており、Ib期では深部組織により多くの浸潤がみられる。
ステージII期
がんは子宮をこえて広がっているが、骨盤壁にはおよんでいない。
ステージIII期
がんが骨盤壁、膣の下部に広がっており、腎機能への影響がみられることもある。局所リンパ節浸潤がみられることもある。
ステージIV期
がんが膀胱、または直腸にみられ、骨盤の外へ広がっていることもある。局所リンパ節浸潤があり、ステージIVb期では、より離れた臓器(肺など)にもがんが存在する。

子宮体がん

0期または非浸潤がん
子宮内膜の表層のみに存在するごく早期のがん。
ステージI期
がんは子宮内部にのみ存在する。Ia期では腫瘍は子宮内膜に限局されており、Ib期では内膜の下の筋肉層である子宮筋層にまでおよぶ。Ic期では子宮筋層の半分以上が侵される。
ステージII期
がんは子宮頸部にまで広がる。IIa期では子宮頸管腺まで、IIb期では頸管間質まで侵される。
ステージIII期
がんは子宮外にまで広がるが、骨盤内にとどまっている。IIIa期では局所膜、たとえば局所臓器をおおう腹腔を侵される。IIIb期では、がんは膣まで広がる。
ステージIV期
がんは所属リンパ節を含め、膀胱や直腸、あるいは体のほかの場所に広がっている。IVa期では腫瘍は膀胱や腸を侵し、IVb期になると遠隔部位に転移が起こっている。

子宮がんの予防

早期発見であれば完全に直るものなので、年に一度ぐらいの頻度で定期検診を受けるのが対策のひとつです。子宮頸がんの要因である感染症を防ぐために身体や局部を清潔に保つことも予防対策になります。また、日常の生活習慣や食生活と子宮がんは、密接な関係にあるといわれています。

生活習慣では禁煙、アルコールの過剰摂取をしない、バランスのとれた食事する、暴飲暴食を避ける、適切な運動・休養をとり、ストレスをためない工夫を心がけましょう。特に食べ物では、高塩分・高コレステロール食は避け、繊維質・緑黄色野菜・魚類や、がんを抑える作用があるといわれる大豆食品をたくさんとるようにしましょう

また、近年がんの発生要因とされている「活性酸素」を抑える物質を多く含む食品を摂ることも有効ながん予防策です。活性酸素を消去する物質としては体内で作り出される抗酸化酵素と食事等から摂取する抗酸化力のあるビタミンA・C・E・B群やポリフェノール・カロチノイド、大豆イソフラボンなどがあります。

子宮がんは早期発見・早期治療が重要であり初期段階では自覚症状のない場合が多いこの病気は、早期発見のためにも定期健診を受けることが大変重要です。特に子宮頸がんは、早期に発見して治療すれば、ほぼ100%治るがんだといえます。

子宮がんの治療

子宮頸がんおよび子宮体がんの治療は、一般的に外科治療放射線治療化学療法(抗がん剤治療)の併用です。

きわめて初期のがんでは、がんを凍らせて殺す凍結治療、高周波を照射してがん細胞を殺す高周波治療、レーザーでがんを破壊するレーザー治療が用いられることもあります。

非常に初期の子宮がんで将来出産を希望する患者さんに対しては、病巣を円錐状に切除する円錐切除術という方法もあります。しかし、患者さんが閉経後であったり、将来出産予定がない場合は、子宮を全摘出します。

また、子宮がんが進行している場合は、子宮と膣、大腸の下部や直腸、膀胱なども広く切除することがあります。この場合、患者さんの負担は非常に大きくなりますが、放射線治療では侵襲(体の他の部分の損傷)が少なく、特に最近では化学療法との併用によって症状が緩和されることもあります。

化学療法について

化学療法とは、一般的な言い方をすれば抗がん剤治療です。抗がん剤を投与してがん細胞を殺す治療法です。

しかし、抗がん剤治療には、吐き気・嘔吐・脱毛などのさまざまな副作用が生じます

その副作用の苦しさは人さまざまですが、ほとんどの人が相当な苦しみを伴います。
その苦しみを軽減し、さらなる改善の効果を発揮しているのが現在注目の「フコイダン」なのです。

「フコイダン」は健康食品なのですが、代替医療として、世界中から注目されている成分なのです。

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